料理に舌鼓を打つ、ゆるりと寛ぐひととき‥
ひとりでも突然でも、ふらりと気軽に立ち寄れて、気の利いた料理で一杯やれたら…。
行きつけにしたい店の条件は人それぞれでも、大方の人に共通するのはそんなささやかな願いではなかろうか。
構えは小さく寛げて、主人や女将とちょっとした会話が楽しめて。
それなら、この店である。
店内を満たすのは、天ぷらの香ばしい匂い。
東男の主人が揚げる江戸前の天ぷらは、店の目玉である。
旬の魚介に季節の野菜。
天然の粉塩で食べさせるのは、素材おのおのの味が立つようにとの配慮から。
他には小鉢や炊き合わせ。これらには、女将の出身地である京の食材もよく顔を出す。
料理は基本おまかせだが、アレンジはお好み次第。
割烹ではなく、食事処というのがまさにぴったりくる。